アトリエ・コロン「クレメンティン・カリフォルニア」構成
トップ:カリフォルニアのクレメンティン、イタリアのマンダリンオレンジ、マケドニアのジュニパーベリー
ミドル:中国のスターアニス(八角)、中国の花山椒、エジプトのバジル
ラスト:ハイチのベチバー、ニューカレドニアのサンダルウッド、フランスのサイプレス(スギ)
クレメンティン…柑橘。酸味が少ないミカンやオレンジのような香り。
ジュニパーベリー…セイヨウネズ。針葉樹の実。ジン(お酒)の香り。苦味とスパイシーさがある。ヒノキのような香り?
ベチバー…ゴボウのような、土っぽさ。湿った土のような香り。甘さを引き締める。男性用香水のベースに使われることが多い。
賦香率(ふこうりつ。香水における香料の割合)は大体10%ぐらいらしいですが、アトリエ・コロンの香水は20%以上とのことです。
アトリエ・コロン「クレメンティン・カリフォルニア」感想
これはかなり好みでした。甘めな柑橘→スパイシー→ウッディと変化していくんですが、最後の雰囲気がいいです。温かさはあるけどケモノ感がない(※ムスクが入っていないため)。
香りがやわらかいので精油を楽しむ感覚の延長で使えました。
私は控えめに香るほうが好きなので、脇腹(服が当たってこすれたりしない部分)に1プッシュでちょうど良かったです。
体温が高くならない部分(腕、足首など)につけると少し辛口。柑橘の甘さは弱まり、やや男性向けになります。
体温が高い部分(おなか、脇腹)につけると甘さが際立ちます。クレメンティンの、オレンジとみかんが混ざったような香りが続きます。
気温・湿度や自分の体温などで「八角と山椒が強いかな?」と思う日もありました。スパイシーな香りが肌や体臭と合わない人だと浮くかもしれないです。
ミドルの八角と山椒が強く出ることがあるのが気になるので、フルボトルを買うかどうかは保留していますが、良い香水に巡り会えたなと思いました。
柑橘やウッディ系が肌に合い、ムスクやアンバーなどのアニマル系が苦手な人は試してみてほしいなと思います 🙂