化粧品工場のバイト体験記
化粧品工場の短期バイトをしたことがあります。
工場の内部は窓がほぼなく、薄暗いです。エアシャワーを浴びてから作業部屋に入ります。作業着で全身をしっかり覆われ、帽子も2重なので暑いです。
案内された場所へ行くと、できたてのアイシャドウがベルトの上に乗って流れてきます。それを検品して箱詰めするという内容でした。
延々と流れてくるアイシャドウを見ていると「色がついた粉」感がすごかったです。
手前のベルトに流れてくる粉が900円でドラッグストアに並んでいて、遠くのベルトで流れている4色パレットの粉がデパコスで6000円…と考えながら過ごしていました。
庶民がお金をやりくりして”頑張って”買うものじゃないよなぁ。身の丈に合わない。池袋西武で爆買いしてる自分のことを思い出し、愚かだったな~と振り返りました。あのお金で別のことをすればよかった。当時はあれが癒やしだったから仕方ないか。
夕方、退勤するころにはしばらくコスメは買わなくていいや…と思っていました。単純です。
勢いでデパートコスメを買うことはやめて、ストレス発散には別の趣味を探しました。デパートのコスメフロアには近寄らず、必要なものだけを通販で買う習慣をつくりました。
コスメ依存(?)みたいになっていてお金を使いすぎてしまう人は一度工場へ行ってみるといいんじゃないかと思います。それでも購入が止まらない人はBAさんになるとか、美容の仕事をしたほうが幸せかも
ちなみにそこで生産されているコスメは、色の調合が失敗しているとすべて砕いてやり直しをしたり、厳しく作られていました。衛生管理も厳しいです。店頭に並んでいる国産の商品は信頼できると思います。
「女子アナファッション」について
ただの自分語りです。
いわゆる「女子アナファッション」と呼ばれる服装ってありますよね。イメコンの分類「フェミニン」はまさにこれです。
フェミニン要素も似合うというアドバイスをいただいたので、必要な場面で着ていますが、あまり好きではないです。これを着ないといけないんだろうか。私はサボっているのか?手抜きなのか?
私のまわりにはフェミニンこそ至高!!というタイプの女性が多かった。女性らしさにこだわっていて、カジュアルな服や髪型を否定されることがたびたびありました。まず、そんなこと言うなよって思いますね。何を着てもいいでしょう。
その人間関係を選んだのはあんただろと思われるかもしれないですが、説明すると
母、母方の親戚の女性たち、母の友達とその娘(幼馴染み)が全員フェミニンなものが好きで、私の趣味・嗜好はディスられる事が多かった…みたいな感じです。
女同士で助け合いや連帯をする気がない人たち。適度に利用し合うことはあっても本音で話し合って友情を築くのは難しそう。
フェミニンな服はウエストや脚が細い方が映えるので、ダイエットの話題が多いです。自分でサイズ小さめの服を選んでいるのに、ダイエットのイライラを周囲にまきちらすという面倒くささ。10代の女子ならわかるけど、大人なんだからやめてほしい。
服装・外見で人をひとくくりにするのは良くないし、性格が落ち着いた人もいるのは分かっているんですが、私の周りにはいなかったかな。
フェミニンな服の苦手な部分。デザインが機能的じゃない。歩きづらい、動きづらい。汗で蒸れる。かゆい。洗濯に気を使う。アイロンをかけるのが面倒。
ここまで嫌悪するまではいかなくても、自由を制限された服装だから人を選びますよね。勉強する女性、働く女性、育児する女性にはあまりフィットしないと思う。
「観賞されるのも仕事」の人向け。受付や広報、芸能・水商売の人など華やかさを極める仕事だったらぴったりだけど。
自分の生活に合う服装がいちばん良いと思うので、「子どもと公園に行くから仕方なくカジュアルを着ている」と言われると反応に困る。地道な生活を送る大人の美しさもあると思う。そんな精神論では満足できないというなら、タイミングを見て、着飾ってホテルランチなどに行けばいいんじゃないのかな
特にオチはないです。私は女子アナ的なフェミニンをやりたくない。別にサボってない。自分を卑下することなく生きていく、という話でした。あとは、生まれた環境から飛び出して遠くまで行くのはいいぞってことです。
この文章は共感されないと思いますが、長年のモヤモヤが自分の中でまとまったので書きました。
おわります